2010年06月10日
そして夕陽は両替町に沈む
所用で駅前に行く、日没の時間
西の空に夕焼けが見える
そのまま郵便局の方向に歩くと、突然鈍い西日が照りつける
その方向を見ると、両替町通りの遥か奥、ビルとビルとの谷間の中に
夕陽が沈もうとしている
「綺麗だ」と思った以外には何も考えずに
手元にあったカメラのシャッターを切る
しかし.....
よくよく考えてみれば、これはかなり偶然の事だったのではないか
ビルの谷間の狭い空間に太陽が沈む日はそう多くないはず
明日も見ることが出来るかもしれないが、少しずれるだろうし
もしかしたら完全にずれて、この日のようには見えないかもしれない
富士山の山頂から太陽が昇るのと同じくらい偶然なのかもしれない
そして、この偶然を偶然とも思わずに
気にも留めずにその場を過ぎ去っていく人々
私だってこのようなことは予想していなかったし
その場に居たのはたまたまの事だった
多分、一年の間でこの季節だけ見ることの出来る光景
しかし、もう一つの偶然 ― 天気 ―
この時期は梅雨の最中だから、悪天候の場合のほうが多いはず
だからこの光景を見ることの出来たのはかなりの偶然だった筈だ
来年また見ることが出来るとは限らない
そう思うと、何か神々しささへ感じた
夕陽はやがて山の端に沈んでいった
伊東小室桜、駿府城公園
青葉シンボルロードのイルミネーション(2021~2022)
正月、2022年
二年ぶりの”シズオカ×カンヌウイーク”
ハニカムスクエア
キャンドルナイト - 10年目の”3・11”
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Posted by 旅人 at 07:00│Comments(8)
│葵区
この記事へのコメント
まさにこの時…ですね。
同じ画像をとらえようとしても
この時は、再び訪れることは無いという…。
そしてそれを感じることが出来る人にしか
シャッタ-チャンスは訪れない。
感動ものですよ!
同じ画像をとらえようとしても
この時は、再び訪れることは無いという…。
そしてそれを感じることが出来る人にしか
シャッタ-チャンスは訪れない。
感動ものですよ!
Posted by イツキ at 2010年06月10日 12:39
イツキさん、こんにちわ。
私の個人的な感情の中でも、大変な偶然であり、奇跡的なことのように思えるのです。(もし他の人に「たいした事じゃない」といわれようとも!)
このような場所に居合わさせてくれた「何者か」に感謝と畏怖の念を感じます。
私の個人的な感情の中でも、大変な偶然であり、奇跡的なことのように思えるのです。(もし他の人に「たいした事じゃない」といわれようとも!)
このような場所に居合わさせてくれた「何者か」に感謝と畏怖の念を感じます。
Posted by 旅人 at 2010年06月10日 12:54
旅人さん☆
こんばんは!
グッドタイミングですね~!
このような幸運に会うのにも、いろいろな努力が必要ですね。
1枚の写真のために、写真家は天文も知らなければならないし、方向も考えなければならないし、足を運ばなければならないし・・・。
そんなことを考えると、いつも何かに興味深く見ていなければなりませんね・・・。
偶然というより・・・旅人さんには必然であったのだと思いますよ。
そして、チャンスをものにした・・・素晴らしいと思います。
いつもありがとうございます!
こんばんは!
グッドタイミングですね~!
このような幸運に会うのにも、いろいろな努力が必要ですね。
1枚の写真のために、写真家は天文も知らなければならないし、方向も考えなければならないし、足を運ばなければならないし・・・。
そんなことを考えると、いつも何かに興味深く見ていなければなりませんね・・・。
偶然というより・・・旅人さんには必然であったのだと思いますよ。
そして、チャンスをものにした・・・素晴らしいと思います。
いつもありがとうございます!
Posted by しもちゃん at 2010年06月10日 18:27
しもちゃんさん、こんばんわ。
今回の写真のために私のしていた「努力」は「カメラを持ち歩いていた事」だけでした。
もっともこのことは大切な事のようです。
今まで心に残った光景に出会っても「カメラを持っていなかった」ということが多いのです。
また、両替町(または、もしかしたら呉服町通りでも見ることが出来るかもしれません)でのこのような光景が毎年いつごろおきるか、については、昨日が夏至の11日前と言う点から一つの経験則が出来たようです。
「夏至の11日前、あるいは11日後とその前後1日に天気が良ければ、また見ることが出来るだろう」と言う予測です。(この経験則は実地で修正しなければならないでしょう。)
しかし、次回この光景をまた見ることが出来たとして、昨日の「不意打ち」的な新鮮な印象を得られるかは分かりません。
その点で昨日の光景は、私にとって大切なものだったと思います
今回の写真のために私のしていた「努力」は「カメラを持ち歩いていた事」だけでした。
もっともこのことは大切な事のようです。
今まで心に残った光景に出会っても「カメラを持っていなかった」ということが多いのです。
また、両替町(または、もしかしたら呉服町通りでも見ることが出来るかもしれません)でのこのような光景が毎年いつごろおきるか、については、昨日が夏至の11日前と言う点から一つの経験則が出来たようです。
「夏至の11日前、あるいは11日後とその前後1日に天気が良ければ、また見ることが出来るだろう」と言う予測です。(この経験則は実地で修正しなければならないでしょう。)
しかし、次回この光景をまた見ることが出来たとして、昨日の「不意打ち」的な新鮮な印象を得られるかは分かりません。
その点で昨日の光景は、私にとって大切なものだったと思います
Posted by 旅人 at 2010年06月10日 19:08
旅人さま、こんばんは。
私は街中で10年近く仕事をしていましたが
こんな夕陽は初めて見ましたよ。
これは偶然ではなく必然。
旅人さまがこの夕陽を見ることを許されたんだ!と
思いますよ。
私もこのような夕陽が見れるように自分を高めます!!
私は街中で10年近く仕事をしていましたが
こんな夕陽は初めて見ましたよ。
これは偶然ではなく必然。
旅人さまがこの夕陽を見ることを許されたんだ!と
思いますよ。
私もこのような夕陽が見れるように自分を高めます!!
Posted by じゃすみん at 2010年06月11日 00:04
じゃすみんさん、こんばんわ。
実の所、この夕陽を見ることを許されるようなまでに自分を高めているのか、と言う点ではまったく自信は無いのです。
でも、日常の風景の中で、道を行きかう人の流れの中でシャッターを切っていたとき、僅か数分ながら 何か「特権的な時間」を過ごしていることを感じました。
先日のじゃすみんさんの記事、写真家中村往夫さんの言葉と姿勢は、大きな憧れです。
実の所、この夕陽を見ることを許されるようなまでに自分を高めているのか、と言う点ではまったく自信は無いのです。
でも、日常の風景の中で、道を行きかう人の流れの中でシャッターを切っていたとき、僅か数分ながら 何か「特権的な時間」を過ごしていることを感じました。
先日のじゃすみんさんの記事、写真家中村往夫さんの言葉と姿勢は、大きな憧れです。
Posted by 旅人 at 2010年06月11日 00:40
初冬に、両替町通りや昭和通りの正面からの日の出はしばしば目撃していたのですが、日の入りの方はあまり気にしていませんでした。
(夏の西日は、生活するうえであまりありがたい存在ではないので興味を覚えなかったせいかもしれません。)
方向が東西に近い道路の延長上から日の入りが見えるのは不思議ではないのですが、静岡市民(役所でさえも)がしばしば使う方角の言い方にしたがえば、北の方角に日がしずむことになってしまうのもおもしろいと思ったりします。(笑)
(夏の西日は、生活するうえであまりありがたい存在ではないので興味を覚えなかったせいかもしれません。)
方向が東西に近い道路の延長上から日の入りが見えるのは不思議ではないのですが、静岡市民(役所でさえも)がしばしば使う方角の言い方にしたがえば、北の方角に日がしずむことになってしまうのもおもしろいと思ったりします。(笑)
Posted by あおい君 at 2010年06月14日 06:17
あおい君さん、おはようございます。
「静岡駅北口」の意識が浸透している為か、両替町通りも「北に延びている」という印象がありますが、実際には西北西に近いようです。紛らわしいのですが、私自身分かってはいても無意識のうちに「北」といっています。それ故、「この方角に陽が沈むはずが無い」という先入観があるのかも知れず、また本来なら梅雨時期の悪天候により実際に見ることが少ないと予想される事もあり、あまり気にする人がいなかったのかも知れません。
意識して見てみるとこの光景は一寸した「感動」を覚えます。
今年はあと一回、夏至の10日位あとに見ることが出来ると思います。
「静岡駅北口」の意識が浸透している為か、両替町通りも「北に延びている」という印象がありますが、実際には西北西に近いようです。紛らわしいのですが、私自身分かってはいても無意識のうちに「北」といっています。それ故、「この方角に陽が沈むはずが無い」という先入観があるのかも知れず、また本来なら梅雨時期の悪天候により実際に見ることが少ないと予想される事もあり、あまり気にする人がいなかったのかも知れません。
意識して見てみるとこの光景は一寸した「感動」を覚えます。
今年はあと一回、夏至の10日位あとに見ることが出来ると思います。
Posted by 旅人 at 2010年06月14日 08:07
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