備忘録に代えて

長いことブログを書くことを休んでいた　
書くことにも考えることにも疲れを感じていた　
結局休みながら12月になった　

そのようななか、井川の紅葉を見たくなった　
コロナ再拡大の直前、まだ外出することに多少の安心感はあった　
そして、写真を撮ることにもまだ多少の意欲があった　





前回井川へ行ったのは5年前　
その時は大井川鉄道が不通だったため　
バスを乗り継いで行った　
実際、その方が早くて安い　
しかし、コロナ禍による減便の為か　
早朝に出発する井川へ連絡するバスは休日のみの運行　
(注、井川へは、新静岡から横沢行のバスに乗り　
　横沢で井川方面行の自主運行バスに乗り換える　)　
今回は大井川鉄道を使用する　

（画面の中を直接ドラッグすると、画像を回転することが出来ます
　また、画面にマウスを合わせると右上付近に拡大のマークが出ます
　そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。）

大井川鉄道は時間がかかり料金も割高だが　
井川線トロッコ列車の車窓はさすがに見応えがある　
有名な関の沢橋梁では列車は速度を落とす　
彫りの深い渓谷の紅葉を楽しむ　





井川ダム付近で見た紅葉は最盛期直前のように思えた
逆光だったための印象かも知れない　




井川湖畔　井川湖畔遊歩道(廃線小路)　紅葉(1) posted by (C)備忘録　旅人


井川湖畔　井川湖畔遊歩道(廃線小路)　紅葉(2) posted by (C)備忘録　旅人


井川湖畔　井川湖畔遊歩道(廃線小路)　紅葉(3) posted by (C)備忘録　旅人



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井川湖畔　井川湖畔遊歩道(廃線小路)　紅葉(4) posted by (C)備忘録　旅人

ダムの脇を通り、湖畔の遊歩道を歩く　
色付きの良い木々、まだこれからの木々　　
穏やかな風景と山奥のすがすがしい空気　
紅葉を見に来た、写真を撮りに来た、とは言いながらも　
実際にはこの空気を吸いたかったのかもしれない　
長いこと忘れていた時間　




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一時間ほどして「夢の吊橋」に着く　
寸又峡にある同名の吊橋に比べ知名度は劣るかもしれないが　
この橋からの眺めも美しい　
そして、寸又峡の橋よりもはるかに安定している　



眼下の紅葉、井川 夢の吊橋 posted by (C)備忘録　旅人

目の高さよりも上はあまり紅葉する木々はないように見えるのだが　
その分、眼下の木々は美しく色づいている　
5年前に訪れたときには水位が低く、地面が見えていて少々興ざめしたのだが　
今回はコバルトブルーの水面と紅葉樹とのコントラストが映える　

今回の井川での、一番の眺め　





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吊橋よりダムへ引き返し、井川この渡船に乗る　
船上から眺める紅葉、これも良い景色　
先ほど渡った吊橋もかろうじて見える　

船は本村へ直行する　
以前乗った時には井川大橋の近くまで行ってから本村へ引き返していた　
航路が変わったのだろう　　

本村で少々休憩の後、船はダムへ戻る　






駆け足での井川の紅葉散策　
滞在時間の少ないのが残念　
駅に戻ってきて、駅の周辺でも木々が色付いていることに気が付く　

駅の待合でしばしの休息　






日の暮れた山の中を、トロッコ列車は駆け下りていく　
もっと腰を落ち着けて散策したい、と思っても　
日帰りではそれはかなわない　
黄昏時のうらがなしさは　
小さな旅の幕引きにちょうど良い　

今年の井川の紅葉は少々窮屈な時間の中での散策だったが　
来年こそは美しいと言われている畑薙の紅葉を訪れたいと思っている