備忘録に代えて

｢キッズ・ゲルニカ｣と呼ばれているアートプロジェクトがあり、先日そのプロジェクトの中で描かれた5点の絵が富士宮で公開されているという事をニュースで知る。　
ピカソの『ゲルニカ』と同じ大きさのキャンバス (3.5m ×7.8m) に子どもたちが平和の絵を描くという国際的なアート・プロジェクトの事を言い、すでに多数の絵が世界中で描かれているそうだ。
2017年には、ウクライナの子供たちもこのプロジェクトにかかわる絵を描いている。その時の様子は次のURLページで見ることが出来る。

　SUNDAY, MARCH 12, 2017　Kids' Guernica in Kiev, Ukraine
　http://kids-guernica.blogspot.com/2017/03/kids-guernica-in-ukraine.html

　MONDAY, MARCH 13, 2017　Another Kids' Guernica in Slavutych, Ukraine
　http://kids-guernica.blogspot.com/2017/03/another-kids-guernica-in-slavutych.html
　
　MONDAY, JUNE 12, 2017　More Kids' Guernica in Kiev, Ukraine
　http://kids-guernica.blogspot.com/2017/06/more-kids-guernica-in-kiev-ukraine.html

｢キッズ・ゲルニカ｣ - 2017年にウクライナの子供たちが描いた｢平和を願う絵｣ (1) posted by (C)備忘録　旅人


｢キッズ・ゲルニカ｣ - 2017年にウクライナの子供たちが描いた｢平和を願う絵｣ (2) posted by (C)備忘録　旅人


｢キッズ・ゲルニカ｣ - 2017年にウクライナの子供たちが描いた｢平和を願う絵｣ (3) posted by (C)備忘録　旅人


｢キッズ・ゲルニカ｣ - 2017年にウクライナの子供たちが描いた｢平和を願う絵｣(4) posted by (C)備忘録　旅人


｢キッズ・ゲルニカ｣ - 2017年にウクライナの子供たちが描いた｢平和を願う絵｣ (5) posted by (C)備忘録　旅人


展示されていた場所は富士宮市郊外の富士山がよく見える場所、もし今度の戦争の事が無ければ「富士山の麓に置かれた"平和を願う絵"」は実に情緒的なものなのかもしれない。しかし、チェルノブイリを経験し、ロシア・プーチン政権によるクルミア半島の強制併合(強奪)や東部地域の干渉を日常の事と捉えているであろう子どもたちの描く絵は、希望と不安の入り混じるものなのかもしれない。そのような感情と、ウクライナの風土や文化的背景がちりばめられた絵に見いり、写真を撮った。




（画面の中を直接ドラッグすると、画像を回転することが出来ます
　また、画面にマウスを合わせると右上付近に拡大のマークが出ます
　そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。）


（画面の中を直接ドラッグすると、画像を回転することが出来ます
　また、画面にマウスを合わせると右上付近に拡大のマークが出ます
　そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。）


（画面の中を直接ドラッグすると、画像を回転することが出来ます
　また、画面にマウスを合わせると右上付近に拡大のマークが出ます
　そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。）


いま、ウクライナの人々は理不尽な困難に直面している。そして、これらの絵を描いた子供たちも危険な目にあっていることだろう。この戦争はロシアのプーチン氏が抱く歪んだ歴史観によって起こされたものだと言われている。さらにそのプーチン氏は、既に正常な判断が出来ない精神状態になっているとも言われている。「狂気」によって起こされた戦争だとしたら、その終結もまた極めて異常なものになるのだろうか？

　あの世に地獄などは無い。
　憎しみと残酷さ、それが地獄の元となる。
　人間が地獄を作るのだ。
　(映画｢蝶の舌｣より)

今のウクライナはまさに「この世の地獄」のようだ。

私は｢プーチン政権のロシア｣を非難する。また、この理不尽な戦争の早期の終結と、ウクライナの人々に正義と平和が訪れることを心から願っている。そして、私はこれらの絵を描いた子供たちの無事を願ってやまない。



｢キッズ・ゲルニカ｣ - 2017年にウクライナの子供たちが描いた｢平和を願う絵｣ Little Planet posted by (C)備忘録　旅人