2008年12月06日
東京散歩(2) 神田から御茶ノ水
秋葉原の駅からしばらく歩くと
所々に古い造りの店がある一帯があります
神田淡路町・神田須田町という名前です
立ち寄ったお蕎麦屋さん「神田まつや」も
趣のある造りの建物でした
お蕎麦屋さんはもう一軒
「かんだ やぶそば」にも入りました
ともに「せいろ」を一枚ずつ食べましたが
汁は「まつや」は辛口
「やぶそば」はそりよりいくらか柔らかいように思いました
そして、二軒に共通するのは
汁が大変濃いこと
静岡でのせいろの汁は、蕎麦を全て浸けて調度良い濃さですが
こちらの汁は、蕎麦を三分の一ほど浸けて啜り込めば
それで味がいきわたってしまうほどの濃さでした
そして、残りの汁に蕎麦湯をそそぐと
汁の味がよく伸びます
汁の濃さは好みがありますが
一種のカルチャーショックではありました
(「やぶそば」では注文をすると、注文の読み上げ方が
まるで百人一首を読むような口調だったのが風雅でした)
さらに「竹むら」という汁粉屋さんにも入店
こちらの建物も戦前からのものです
「竹むら」「まつや」のほかにも、この付近では何軒かの店が昔の佇まいを残しており
この付近が戦災の被害を免れていたことを示しています
こちらで頂いたのは「粟ぜんざい」
蒸した粟(餅状になっている)の上に熱々の餡子をのせた物
粟に餡が絶妙に絡みつき味が一体になって美味しい
ちなみに、この店では「ぜんざい」は熱々の餡がのった物
「しるこ」が普通の汁粉です
神田から坂を上りながら10分程歩くと
御茶ノ水駅聖橋口に辿り着きます
駅前下り坂の銀杏並木が程よく色付いています
そして、銀杏並木の間から見えるのはニコライ堂
(国重要文化財)
正教会の聖堂でカトリックの教会堂とは雰囲気が違う
中央のドームが力強い
入口でパンフレットと蝋燭を一本受け取り中へ入る
中は、イコン(聖画)で飾られた荘厳な世界
金の装飾が多用され煌びやか
蝋燭に火をつけ燭台に立てる
中のベンチに腰掛け、しばらく休み
聖堂を出る
この日はこのようにして一日を過ごした
Posted by 旅人 at 13:01│Comments(2)
│東京都
この記事へのコメント
▽旧神田区連尺町のあたりは、奇跡的に空襲の惨禍から逃れた一角がありますね。
表札を見ると、戦前の住所が書いてある家があったりして興味深いです。
▽神田藪そばの帳場のおかみが奥へ注文を通すときの抑揚のある読み上げは本当に独特ですね。
大昔(30年以上昔かも)、NHKの新日本紀行で紹介され、行きたくなって訪ねたことがあります。
まあ、藪そばよりも松屋の方がやや庶民的で、入りやすいのですが・・・
▽竹むらは、あげまんじゅうもなかなかおつでいいですね。
それと、その近くにショパンという喫茶店があって、名前にひかれて入ったことがあります。(現在もあるかどうかは不案内です。)
表札を見ると、戦前の住所が書いてある家があったりして興味深いです。
▽神田藪そばの帳場のおかみが奥へ注文を通すときの抑揚のある読み上げは本当に独特ですね。
大昔(30年以上昔かも)、NHKの新日本紀行で紹介され、行きたくなって訪ねたことがあります。
まあ、藪そばよりも松屋の方がやや庶民的で、入りやすいのですが・・・
▽竹むらは、あげまんじゅうもなかなかおつでいいですね。
それと、その近くにショパンという喫茶店があって、名前にひかれて入ったことがあります。(現在もあるかどうかは不案内です。)
Posted by あおい君 at 2008年12月06日 19:42
あおい君さん、こんばんわ。
「竹むら」のあげ饅頭、お土産に買って帰りました。ゴマのかおりが香ばしかったのですが、時間がたったためしなびてしまったようです。次回行くことがあれば揚げたてを食べるつもりです。
そして「ショパン」、あります。名前が気になりましたが次回に譲りました。
名前の通り、ショパンの曲が流れているのでしょうか?
「竹むら」のあげ饅頭、お土産に買って帰りました。ゴマのかおりが香ばしかったのですが、時間がたったためしなびてしまったようです。次回行くことがあれば揚げたてを食べるつもりです。
そして「ショパン」、あります。名前が気になりましたが次回に譲りました。
名前の通り、ショパンの曲が流れているのでしょうか?
Posted by 旅人 at 2008年12月06日 19:56
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