備忘録に代えて

年に二回の｢臨済寺　特別公開｣　
もう何度も見たのだが、それでも臨済寺の特別公開を私は毎年楽しみにしている　
見所も、撮る写真も毎回同じようなものかも知れない　　
しかし、修復の一応の区切りがついたと思われる庭園が　
これからだんだんと緑の濃くなっていくであろう様を期待している　
その様子を楽しみに、臨済寺の特別公開に出かける　

2012年5月19日　臨済寺　(2) posted by (C)備忘録　旅人
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2012年5月19日　臨済寺　(3) posted by (C)備忘録　旅人
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この寺には特に鬼階段付近や本堂前に見られる整えられた美しさがあると思う　
この美しさは静岡の寺院の中では独特のものだと思う　
しかし、この部分は特別公開の日でなくとも見ることは出来る　
だが、山門や本堂に張られた幕が、この日は特別な日であることを印象付ける　
山門前に設えられた水を張った樽と柄杓、箒は　
｢皆様をお迎えする為に掃き清め、水を打ちました｣という意味だろうか　
地味な、禅寺らしい設えだが　
この寺を訪れた者が心より歓待されていると感じさせられる　





2012年5月19日　臨済寺　(4) posted by (C)備忘録　旅人
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2012年5月19日　臨済寺　(5) posted by (C)備忘録　旅人
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2012年5月19日　臨済寺　(6) posted by (C)備忘録　旅人
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2012年5月19日　臨済寺　(7) posted by (C)備忘録　旅人
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配布された解説書には　
「皐月の頃は、百花燎乱さながらゴブラン織をのべたような美しさで」と書かれているのだが　
実際に見る庭園は僅かのサツキが花を付けているのみで、見た目に地味だ　
その意味では時期を得た｢百花燎乱｣となった庭の姿を見てみたいのだが　
緑濃い、今見る庭園も落ち着いた雰囲気を持っている　
庭園奥の山の中腹に見える茶室が、庭園の視覚範囲を上に広げ　
庭園の規模以上にダイナミックなものにしている　





2012年5月19日　臨済寺　(9) posted by (C)備忘録　旅人
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2012年5月19日　臨済寺　(10) posted by (C)備忘録　旅人
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2012年5月19日　臨済寺　(11) posted by (C)備忘録　旅人
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本堂や書院には、その周りに幾つかの蹲(つくばい)が置かれている　
そのうちの二つに花が浮かべてあった　
今までの公開時に、このような光景は見なかった　




2012年5月19日　臨済寺本堂　360度パノラマ写真 posted by (C)備忘録　旅人
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（画像右上の"□"をクリックすると、パノラマサイト｢花鳥風月｣の該当ページで、
　拡大表示されたパノラマムービーをより良い画質で見ることが出来ます）


2012年5月19日　臨済寺本堂庭園　360度パノラマ写真 posted by (C)備忘録　旅人
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2012年5月19日　臨済寺書院　360度パノラマ写真 posted by (C)備忘録　旅人
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（画像右上の"□"をクリックすると、パノラマサイト｢花鳥風月｣の該当ページで、
　拡大表示されたパノラマムービーをより良い画質で見ることが出来ます）


本堂内部、書院内部はいつもと変らないから　
今までの｢臨済寺｣関連の記事を見ていただければとおもう　　
そこで、今回は360度パノラマを試みた　
文化財でもあり、来場者も多いから補助器具を使わない完全な手持ちによる撮影となり　
出来上がったものは不完全なものとなったが　
当日の様子はわかると思う　
当日は土曜日だったが、意外と拝観に訪れた人は少なかったように思う　





2012年5月19日　臨済寺 姫階段　360度パノラマ写真 posted by (C)備忘録　旅人



（画像右上の"□"をクリックすると、パノラマサイト｢花鳥風月｣の該当ページで、
　拡大表示されたパノラマムービーをより良い画質で見ることが出来ます）


帰りに、正面の｢鬼階段｣ではなく庫裏前から｢姫階段｣を下る　
｢鬼階段｣｢姫階段｣の名称は、その語感とは違い　
ただ｢勾配の急な男性用の階段｣｢緩やかな女性用の階段｣という程度の意味らしい　
そして｢姫階段｣は現代的な切り出し方の整った敷石により整えられている　
だが、｢鬼階段｣の隙の無い緊張と比べると、｢姫階段｣にはたおやかな風情を感じる　
下りの途中、右に曲がると坂の真っ直ぐ先に山門が見えてくる　
その景観の柔らかさが、戒律厳しい禅寺からの帰り道に潤いを与えるように思う


追記
この記事に掲載しておりました360度パノラマムービーは、パノラマ写真を投稿していた先のサイト「花鳥府月」が閉鎖となっておるため見ることが出来ません。
ただこれらのパノラマ写真のほとんどはその後ほぼ同位置で再撮影しており、さらに新たな場所で撮影された分も含めて本ブログ下記記事の中で掲載しております。

臨済寺特別公開　（２０１３年５月）　https://bibouroku.eshizuoka.jp/e1065275.html

臨済寺の本堂は今年から屋根の修理に取り掛かる　https://bibouroku.eshizuoka.jp/e1223817.html

臨済寺特別公開　（２０１５年５月）　https://bibouroku.eshizuoka.jp/e1491027.html


臨済寺の襖絵　(2017年1月　臨済寺臨時公開）　https://bibouroku.eshizuoka.jp/e1757481.html

お時間がございましたら是非ご覧ください。

なお、この追記は2020年5月に書き加えておりますが、2020年5月19日の定例公開はコロナウイルスの影響で中止となりました。
【2020年は開催中止】臨済寺 特別公開　https://www.at-s.com/event/article/living/120542.html


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