2009年02月13日

小樽 祝津

小樽 祝津

小樽に着いた日の夜は
時々吹雪いていた

そして一晩明けて、空は快晴

駅から祝津へ行くバス(水族館行き)に乗る
祝津は、鰊漁が盛んだった頃の面影を残す

「鰊御殿へ行くのなら
祝津3丁目で降りてください」
バス案内所での案内にしたがって
祝津3丁目のバス停で降りる
”にしん御殿”と言われる旧青山別邸は
其処から坂を上がった高台にある

小樽 祝津

反対側の海岸沿いには漁港
足は漁港のほうに向いた

小樽 祝津

祝津漁港
ごく普通の漁港のように見える
しかし、この漁港こそは
かつて鰊の大漁で賑わったところだ


港からは鰊漁で賑わった
昔の面影を追い求めるのは難しい
しかし、道沿いには
その面影をとどめる幾つかの建物

小樽 祝津

小樽 祝津

祝津3丁目バス停のすぐ前にある住宅
玄関が二つある
其れだけでこの家の格式が伺われる

小樽 祝津

その近くにある無住の家屋
これも鰊漁の番屋と思われる
荒れ始めており、朽ちるに任されているように見えるのが惜しい

小樽 祝津

こちらの番屋は
現在飲食店に転用されている
これも外見上、立派な建物


小樽 祝津

そして、にしん御殿
外見はかなり立派だが
その中は外見以上にかなり凝ったもの

小樽 祝津

酒田の本間家(江戸時代から続く豪商)以上の建物を建てたい
その思いで立てられた屋敷は
選び抜かれたヒノキや欅などの木材
欄間の彫刻
漆塗りの床・柱
夥しい襖絵や書 (内部は写真撮影禁止)
恐らく、建築関係の人にとっては
目のご馳走、建具・装飾のフルコースなのではないだろうか
これを装飾過多、様式不在などと言ったら怒られるだろうか

さて、にしん御殿を見学した
しかし、私の記憶には
もう一つ別に”鰊御殿”といわれる建物があるように覚えている
そのことを聞いてみると
灯台のすぐ真下の高台に”鰊御殿”と言われている建物がある
と教えられた

小樽 祝津

今来た道を引き返して、水族館方向に行くと
灯台の真下に大きな番屋が見えた
それが、私の覚えていた”鰊御殿”だった

番屋への道は除雪されていない
車の通った跡があったので
その後に沿って歩く
それでもかなり足が潜る

小樽 祝津

番屋は普段見学できるが
冬季は閉鎖中
でも高台だけあって眺めは良い
しかし道はさらに灯台へと続く

灯台まで行ってみようか
そう思ったが
此処から先は、轍も足跡もない
少し躊躇したが
此処まで来たのだから、と思い
歩みを進める

小樽 祝津

まったく除雪されていないため
地面の見えるところも有ったが
30cmは優に靴がもぐってしまうところも多い
そうは言っても距離は短い

小樽 祝津

最後にある階段を踏み外さないように
雪を足で踏み固めながら上ると灯台に着く

小樽 祝津

赤と白に塗られたカラフルな灯台
青い空に映える

小樽 祝津

そして、鰊御殿以上に見晴らしがよい
祝津漁港がよく見える
この風景を見ただけでも祝津に来てよかった
と思ってしまう




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Posted by 旅人 at 09:00│Comments(2)北海道
この記事へのコメント
こんにちわ。
寒い時に寒いところへ。
素敵ですね~。
寒がりの私には出来ない事なので
旅人さんのお写真で楽しませてもらってます。
時々憧れるのは養蜂家。
花を追いかけて全国をハチと共に・・・・・。
早く春が来ないかなぁ~。
Posted by 開運開運 at 2009年02月13日 11:55
開運さん、こんにちわ。
寒い季節には寒いところへ、と思い
北国を歩いていますが
多くの場所で聞く言葉は「今年は雪が少ない」
それでも阿寒、網走、稚内から札幌、小樽にかけて
しっかりと雪景色を楽しみました
ブログの記事は南へ下がっていきますが
函館では積雪ゼロ
すでに春の光景
この季節では考えられないことです

養蜂家
この言葉を聴くと
「新鮮な蜂蜜、食べ放題」と
甘いことばかり考えてしまいます
Posted by 旅人旅人 at 2009年02月13日 12:47
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    コメント(2)