2011年01月21日
円周魚眼視界の試み
静岡駅南口ペデストリアンデッキよりサウスポットを見る 画角173°
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「円周魚眼視界の試み」と題してみたものの
一言で言えば「魚眼レンズで撮った写真」とほぼ同じ物となる
しかしここで扱う写真には「魚眼レンズ」を使用していない
コンパクトカメラによる多数枚の画像の合成となる
手間の掛かる画像作成となり、「魚眼レンズ」そのもので撮ったほうが手っ取り早いのだが
わざわざこのために魚眼レンズを手に入れるつもりも無いため
手持ちのカメラを使いパノラマ撮影の延長として試みてみた
静岡駅北口広場 画角170°
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静岡駅北口地下広場 画角185° (HDR加工)
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どんな写真でも、結局は対象物を「歪めて」納めている
特に広角になればなるほどそのゆがみは大きい
「魚眼」画像はその際たるものなのだが
対象物によっては意外なまでに自然な形で写る事がある
静岡駅北口の地下広場を以前パノラマ画像で掲載した事があったが
お世辞にも自然な形で撮れたとは言えない
今回「魚眼」視界で撮ってみたところ、円形の開口部が自然な形で撮れた
もちろん他の部分は大きく歪んでいるが
「歪んでいる事」が前提の魚眼画像ではそのことに違和感を感じない
多数枚の合成による「魚眼画像」は
手間が掛かる
画像間の接合が巧くいかないことがある
などのデメリットがあるが
解像度の高い画像が得られる
中心や傾きなどの修正がしやすい
といったメリットもあるように思う
葵区 小梳神社 画角235° (HDR加工)
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三保の松原 「神の道」 画角265° (HDR加工)
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三保の松原 「神の道」 画角360° (HDR加工)
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葵区 青葉公園 画角235°(HDR加工)
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通常、魚眼レンズの画角は180度となっている様だ
(かつてはニコンの魚眼レンズで220度というものが有ったらしい)
画像合成による魚眼視界では、この180度以上の視界を得ることが出来る
例えば、カメラを真上に向けて撮ったような視界の場合
180度以上の視界が有ると地面まで写す事が出来る
(180度丁度では原則として地面は写らない)
このような画角で撮ると
平行に伸びる木道の柵やタイルの直線模様が視界の隅で綺麗な曲線を描き
円形に仕切られた画面と合わせて、幾何学模様のような美しさを見せるように思える
また、中心点を変えることで同じ素材でも表情がまったく違ってしまうのが面白い
葵区 青葉公園 (HDR加工)
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この画像は蛇足かもしれない
地面を中心にしたらどのようになるか、という画像
(実際にはソフトの設定で外周の建物が強調されている)
一寸面白い雰囲気、現実ではないが遊びの画像としては良いと思う
Posted by 旅人 at 20:39│Comments(0)
│雑記
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