2015年01月17日

ひな人形と牡丹 可睡斎

ひな人形と牡丹 可睡斎

袋井の可睡斎には初夏の百合を目当てに行くことがほとんどなのだが 
今の時期に行くと室内で鉢植の牡丹が展示されている 
もっとも室内の牡丹だけではあまり食指は動かなかったのだが 
新聞の記事に1200体のひな人形が展示されると書かれていたのを思い出す 


Hondō(The Main Hall) of Kasuisai temple
(画面の中を直接ドラッグすると、画像を回転することが出来ます
 また、画面にマウスを合わせると右上付近に拡大のマークが出ます
 そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。)


Inside of Hondō(The Main Hall) of Kasuisai temple
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百合の季節に行く可睡斎は 
ゆり園に時間がかかるためか寺の方は素通りしてしまいがち 
だから寺の中に入るのはずいぶんと久しぶり 
大寺院なのだが建物としては江戸時代よりも後のものとなり 
寺社建築としてはそれほど古いものではない 
それでも、雛人形見物の前に伽藍のいくつかの建物を廻り 
禅寺(曹洞宗)の雰囲気を探る 
本堂は寺の規模から見るとずいぶんと小さいように思える 
外観、内部ともに臨済宗の寺院に見る「大方丈」のような形式のものではなく 
あまり特徴があるように思えない 
同じ禅宗でも宗派によって雰囲気は違うようだ 





GOSINDEN Hall of Kasuisai temple (1)
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GOSINDEN Hall of Kasuisai temple (2)
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秋葉山との関係からか 
この寺は「火の神様」を祀っているという 
その点では禅寺というよりは 
何処か世俗的な雰囲気もする 





萬松山可睡斎 座禅堂内部 360度パノラマ写真(1) HDR
萬松山可睡斎 座禅堂内部 360度パノラマ写真(1) HDR posted by (C)備忘録 旅人


Inside of Zazendō(Zen Meditation Hall) of Kasuisai temple (1)
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萬松山可睡斎 座禅堂内部 360度パノラマ写真(2) HDR
萬松山可睡斎 座禅堂内部 360度パノラマ写真(2) HDR posted by (C)備忘録 旅人


Inside of Zazendō(Zen Meditation Hall) of Kasuisai temple (2)
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ここで「禅寺」の雰囲気を色濃く見せるのは 
座禅堂ということになりそうだ 
「当たり前」と言えば当たり前なのだが 
堂の中の畳一畳が修行僧の居住空間であり 
またその畳の上に整然と置かれた黒く丸い座布団を見ると 
無駄、虚飾を排した禅の雰囲気がリアルに伝わる 
「可睡斎」という寺院自体は 
そのほかの建物ではむしろ装飾の強いものであるため 
この対比はより印象深い 




ひな人形と牡丹 可睡斎

雛人形の展示は書院と瑞龍閣で行われている 
書院の廊下には多くのひな人形が一列に並べられている 




萬松山可睡斎 瑞龍閣 可睡斎ひなまつり 360度パノラマ写真 HDR
萬松山可睡斎 瑞龍閣 可睡斎ひなまつり 360度パノラマ写真 HDR posted by (C)備忘録 旅人


1200 Japanese traditional doll, in Kasuisai Temple
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そして、お目当ての「1200体のひな人形」は瑞龍閣の広間に置かれている 

瑞龍閣という建物はずいぶんときらびやかな雰囲気が感じられる 
1937年に建てられたそうだ 
この広間は天井が織り上げになっており 
格子の一つ一つは装飾されている 
禅寺の雰囲気とは違うように思えるのだが 
建物としては立派なものだ 

そうした雰囲気の中、12段のひな壇に置かれた1200体のひな人形の眺めは壮観 
どことなく大味に感じられてしまうのは致し方ないのだが 
広い部屋を受け止めるのにはこれだけのボリュームが必要だ  
そして、ひな人形はこのような部屋に置かれるのが相ふさわしい 
広間の後方では笛の演奏が行われていた 
土日祝日にはこのようなイベントも行われているようだ

この催事、多分今年が初めてのようだ 
記事には「徳川家康公没後400年記念」の一環として行われると書かれていた 
そうすると、今年だけの展示かも知れない 




Peony, in Kasuisai Temple
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瑞龍閣の一階では「室内ぼたん園」が開かれている 
そこそこにきれいな眺め 
客間の襖絵等と牡丹とのアンサンブルを楽しむべきなのだろう 







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