備忘録に代えて

(パノラマ写真　写真をクリックしてください　表示された画像をもう一度クリックすると拡大します)

｢東大寺のパノラマ写真｣と題してみたものの
東大寺付近のパノラマ写真は昨年秋の記事でいくらか掲載している
だからここでは昨年撮らなかった景観の写真を数点載せることにしたい

(当ブログ、他の奈良の記事はこちらのタグから検索してください　昨年の記事の中にパノラマ写真を掲載しています)

大仏殿をパノラマ写真で撮るとしたら
一番最初に掲げた写真が一番オーソドックスだろうと思う
しかし、これではあまりにも当たり前すぎる

大仏殿をパノラマ写真で撮るとしたら
どのような場面をパノラマに収めたいか、と考えてみた

(パノラマ写真　写真をクリックしてください　拡大します)

大仏殿は外観が大きいだけでなく
中も広大なスペースとなっている
しかし、ここは奈良一番の観光名所
パノラマ写真をとるのはいくつかの意味で難しかった



(パノラマ写真　写真をクリックしてください　拡大します)

・中が暗い、シャッタースピードを速くする事が難しい
　高感度に設定すれば幾らか良くなるが、画面にザラツキが出るため高感度設定は避けたい
・三脚の使用不可、寺院では当たり前の事であり、堂内の撮影が許可されているだけでもありがたい
　もし三脚を使う事ができれば低速のシャッタースピードを使う事が出来るが
　原則手持ちのため、ブレ等のピント不良のリスクが大きくなる
・人が多い、多枚数の写真を合成してパノラマにするのだが
　人が大勢居ると写真合成の際に人物の真ん中で画像を切断されてしまう事が多い
　レタッチで補修する事になるが、このような手間は出来るだけ避けたいし
　場合によってはレタッチそのものが不可能となる場合もある

このような、私にとって｢悪条件｣の中で3枚のパノラマ写真を作ってみた



(パノラマ写真　写真をクリックしてください　表示された画像をもう一度クリックすると拡大します)

大仏殿の中では、大仏様の｢大きな姿｣を写すのみに目が向きがちなのだが
私は大仏様を覆っている広大な空間を写してみたかった
大仏殿の中に並び立つ柱の列を一枚に収めてみたかった

このような写真はえてして自己満足の部類に入るかもしれない
また、他にも撮ってみたいアングルがあるが
それは次回奈良に行ったとき、誰も居ない早朝に試してみたい





(パノラマ写真　写真をクリックしてください　表示された画像をもう一度クリックすると拡大します)

南大門も外観を撮るだけでは面白くない
そこで、門の内側をパノラマで撮ったらどうなるか、試みてみた
ここでポイントとなったのは、仁王像が内側に向いているという点
昔は南大門の仁王像も他の寺のそれと同じように外側に向かって睨みを効かせていた
しかし、その向きでは風などをまともに受けるため像の傷みが早い
そのため仁王像を内側に向かせて左右を板で囲うという、現在のスタイルとなったらしい
そのおかげで、一枚のパノラマの中に二つの仁王像が両方とも正面を向いてくれた
面白い写真が撮れたと思っている



追記
パノラマ写真の撮影法を通常のものから360度パノラマに変更してから　
幾つかの東大寺での写真を撮影してる　
その中のいくつかを次に掲載します　












当ブログ、他の奈良の記事はこちらのタグから検索してください