備忘録に代えて

出津
たまたま見かけた教会の写真に魅せられたのだろうか
いつしか行ってみたいと思うようになった

長崎は今回で5回目
行って見たいと思いながら
そのつど後回しにしていた

キリスト教の信仰を持っているわけではない
単に物見遊山の観光客であるから
その土地の人、信仰する人々によって守られている場所に
興味本位で入り込むことにためらいもあった

とにかく、見たいという一念で
この地に来た

雨は降りつづいている

黒崎教会より、車を走らせる
海岸線に出ると、遠方に出津教会は見えた
背の低い、特徴的な建物











外海歴史民俗資料館の駐車場に車を止める
近くに遠藤周作の文学碑（「沈黙の碑」）

どんよりとした天気
ここから見える海は荒れている
快晴の日に
この海は碧いのだろうか
（五島で見た海の碧さを思い出す）

資料館を見学（隠れキリシタンの資料多数）の後
教会に向かって歩く



いくつかの建物は保存修復工事で
見ることが出来なかった

外観だけだが
マカロニ工場と
それにつながる「ド・ロ壁」
（ド・ロ神父がその製法を伝えた強固なつくりの壁）








ド・ロ神父記念館に入る
建物は元鰊網工場
ド・ロ神父自身の設計

この地では「ド・ロ様」として
尊敬を集めている
この地の人々の為に生涯をかけて
尽くされたという

またしばらく歩くと
出津教会が見えてきた



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