2011年04月03日

臨済寺 臨時公開(2011年4月)

臨済寺 臨時公開(2011年4月)

臨済寺の特別公開は5月と10月の二回、2日のみなのだが
今日(4月3日)臨時に一般公開された





先の震災の「犠牲者追悼法要」「被災地復興祈願」の為の法要にあわせた公開で
賽銭、募金等のチャリティーとして公開されたという
公開を決めたのは5日ほど前だったらしい
そのため今日の公開を知らなかった人が多いと思う
私も人に教えられて慌てて臨済寺へ向かったぐらいだ


(写真をクリックしてください 拡大します)


普段の公開日なら、本堂には五色のカラフルな幕が飾られている
しかし、今日本堂にさげられた幕は地味なもの
雰囲気として追悼としての意味合いだろう、落ち着いたものになっている




(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

臨済寺の写真は今まで何度となく撮っており、記事にもしているから
この記事ではそれまでの記事での写真と重複しないような物にとどめる

通常の特別公開なら、拝観者はかなりの数に及ぶ
しかし、今日の公開はあまり知られていないためか、拝観者の数は数えるほどだった




(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

いつもの年ならば、この日は街中が「静岡まつり」の喧騒に包まれている
しかし、今日は曇り空の、肌寒い日となった
だが、臨済寺の庭には、数少ないが桜の花が見頃となっていて
普段の5月の公開とは違った色合いを楽しむ事ができた




(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)



(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

そして何よりも、臨済寺の本来もっている静寂に近い中で諸堂と庭を拝観する事ができた
これは贅沢な事だ
普段の特別公開では、人が多すぎるのだ

ただ、この事は、チャリティーとしての意味のあった今日の公開の意義から考えると皮肉な事のように思える
今日こそは普段の特別公開以上に多くの人に拝観してほしかったのではないだろうか
展示されていたものの中には普段の公開では見ることの無かった「古文書」の類も多く展示されている
今日の公開は臨済寺としても力の入ったものだったに違いない




(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

茶室「無想庵」も、普段なら数人ずつ交代で上がるほど混雑するのだが
今日はほとんど独占状態だ
ここから見る「駿府」の街の眺めはいつの時代でも良いものだったに違いない

この雰囲気を、いつ来ても味わえると嬉しいのだが
年二回という限られた機会の中で眺めるという方が、実際にはよいのかもしれない

階段付近には工事の足場が組まれているが、これは庭園整備の為のもの
書院付近の庭園は、徳川慶喜公の撮った写真に基づく復元を予定しているとのことだが
役所と協議しながら進めるとのことで、出来上がるまでにはまだ数年は掛かるらしい
きっと良い結果が示されるに違いない


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Posted by 旅人 at 23:18│Comments(0)葵区
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