2011年01月11日
ライトアップされた巽櫓(2)

(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)
同じタイトル名で記事を書いたのは去年の7月だった
あの時は始終さざ波の立った水面に対して長い露出をする事によって
すりガラスを透かして見たような巽櫓の姿を撮ったが
内心は水面の揺らぎの無いときに、もっとシャープな線を見せる巽櫓の水面に映る姿を捉えてみたいと思っていた
先日、少彦名神社へ行った帰りの夕暮れ時に駿府城へ寄った
日中に比べれば静かかもしれないが
走り抜ける車、ジョギングをする人々など
まだ周囲は活動している
しかし寒さゆえだろうか、お堀に住む鯉は身を縮め
水面近く、静かに漂っていた
その時撮った写真だが、去年よりは幾らか良い写真が撮れた
風は静まっていたが、実際にはこのときも水面は動いており
前回よりも輪郭線はハッキリしたもののまだシャープな線ではない
あくまでも「前回よりは良い、次回はもっと良いものを」という意味での途中経過の写真としたいが
恐らくは、これよりも水面が静まる機会は更に少なくなるだろう
だが、そのような機会を気長に待って見たいと思う
2010年7月5日記事 「ライトアップされた巽櫓」