備忘録に代えて

飛鳥寺は日本最古の寺院ですが
現在では江戸時代の本堂と
飛鳥大仏といわれる釈迦如来坐像を伝えています

創建当時は三つの金堂に囲まれた塔を中心とする
大規模な伽藍だったそうだ

本堂中にある飛鳥大仏は
日本最古の仏像
二回の火災で破損が激しく
補修の痕が目に見えて痛々しいが
飛鳥時代の仏像の特徴をよく伝える
(顔と右手に原型が伝えられているらしい)
高さは3メートルほど
しかし、昔は台座と光背があったから
この仏像を納めるお堂は今より大きくなければならなかった



通常、寺院では仏像の写真撮影は禁止されているが
ここでは許可されている
昔は｢一生の記念に遠慮なく撮影してください」と
わざわざ注してあったらしい
今はさすがにそのような但し書きは無いが
案内の方が写真撮影が可である事を伝えてくれる

大仏様の前で合掌の後
写真を撮らせていただく



右から見る顔と左から見る顔とでは
表情が違うという

飛鳥大仏は開眼から今年で1400年
後補があるとはいえ
長い年月を重ねてきたという事実だけでも
神々しさを増しているように思う





寺のすぐ近くに
蘇我入鹿の首塚といわれる石塔がある
真偽は不明だが
花が手向けられている
飛鳥寺は蘇我氏の氏寺だった



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