2009年08月18日
平城宮跡
「平城京と平城宮の違いは何でしょうか」
観光バスのガイドさんの質問だが
平城京は都の全域
平城宮は都の中心部で宮殿や官庁のある場所
現在主に発掘されているのは「平城宮」の方
(パノラマ写真 写真をクリックしてください、拡大します)
西大寺駅の近くに“ならファミリー”というデパートがある
その屋上に登ると平城宮を一望に収めることが出来る
現在復元中の「大極殿」はほぼ完成しているようだがまだ覆いが掛かっている
朱雀門は遠いがこれも確認することが出来る
門の前を近鉄の線路が横切っている(要するに遺跡の上を線路が走っている)のがよく分る
宮跡まで歩いてもごく僅かだから
西大寺駅から歩いてみる
(パノラマ写真 写真をクリックしてください、拡大します)
その途中で見つけた光景
交差点のど真ん中にお地蔵さん
奈良でなければ有り得ない様な光景のように思える
(パノラマ写真 写真をクリックしてください、拡大します)
平城宮跡に立つ
緑の広大な敷地
大極殿(第一次)はその「草原」の中にポツンと建っている
まだ覆いが掛かっているがほとんど完成している様子
真新しい鴟尾は光り輝く
また、左右の鴟尾の間にはこれも金色に輝く宝珠があり
寺院建築との違いを主張しているようだ
その少し向こう側には
第二次大極殿の基壇が見える
基壇越しに、東大寺の大仏殿と二月堂
大仏殿は遠くからでも存在感がある
(パノラマ写真 写真をクリックしてください、拡大します)
その基壇の上に立ち、朝集堂跡を見る
奈良には自動車専用道路の計画があり
奈良の市部を走るコースに平城宮跡近くの地下を
トンネルで通す計画があるらしい(計画は中断しているようだが)
平城宮跡は奈良の地形の中でも低い所に位置していて
そのためこの付近は地下水が集まり湿っている
その湿りのために木簡の保存状態が良い
地下トンネルが出来ると水脈の変化が起きる可能性があり
最悪の場合土地が乾燥し、木簡等の埋蔵物が腐敗してしまうことが懸念されている
(パノラマ写真 写真をクリックしてください、拡大します)
平城宮跡の東側敷地に復元された庭園がある
後の見て楽しむ庭園よりも、そこで楽しむことに主眼が置かれている
(曲水の宴 など)
見た目には随分あっさりしている様に思うが
朱色の建物の柱がアクセントになっている
いつの間にか午後の時間をこの地でたっぷりと過ごしてしまった
旅行者にとっては史跡なのだが
地元の人にとっては憩いの場のようだ
はしゃぎ回る子供たちの歓声に混じって
何処からかトランペットの響きが聴こえてくる
また、敷地内の小川の岸から聴こえてきたハーモニカの音は
この場所に似つかわしかった
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Posted by 旅人 at 23:05│Comments(0)
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