2010年07月29日

有松の町並

有松の町並
(HDR加工による画像).......

松阪からJR線で名古屋に戻る
名古屋から名鉄線に乗り換えて有松へ、準急で17分ほど
(静岡で言えば、静岡駅から興津駅ぐらいの距離だろう)

有松は旧東海道の間宿で、「有松絞り」という絞り染めで知られている
東南東から西北西にかけての町並は1kmより短いぐらいだろう
間宿のため旅籠の施設はないが、「有松絞り」で潤っていたのだろう、立派な民家が軒を連ねる
此処は街道にある商工地の町並のようだ

駅を降り、南に下ると最初の交差点が旧東海道、有松の町並になる
(この交差点は有松の町並のほぼ中央になる)
最初は西側に折れる

しばらくは現代的な住居が立ち並ぶが、すぐに古い町並みに変わる



(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)


(HDR加工による画像).......

広い間口の町家と黒壁の倉、長い塀
最初から立派な町家の景観に出会うが、このクラスの眺めは有松ではそれほど珍しくない



(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

有松の町並は黒壁と白壁が入り混じるが、どちらかと言うと黒壁のほうが優勢なようだ




そして西側の町並の終端
立派な景観だが、その奥には高速道路の高架橋、極めて現代的な光景

あと、この西側の町並には電柱と電線がついて回る
後述の東側の町並は、電線の地中化が終わっているので
何年かあとにはこの西側の景観からも電線は消えるものと思われる




西の端には屋台蔵がある
有松もからくり人形を乗せた屋台が伝わっている(三台)




もと来た道を戻り、今度は東側の町並を歩く
東側の町並は、電線の地中化が終わり景観がスッキリした


(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

町並みの中には本ウダツを上げた立派な商家




黒を基調とした町並みの中に時折見える白壁の倉が美しく映える






有松に伝わる山車にはからくり人形が乗る
その人形のうち二つは「文字を書く」からくりを行う








絞り染めによる布は、所々で町並を飾る



(HDR加工による画像).......


街道の町並ではあっても宿場の町並ではない
所々現代の家々が混じったとしても、他の立派な古民家がそれらを圧倒する
そして、意外なほどに観光客は少なく落ち着いている

街道沿いの民家を見ることに終始してしまったが
もしかしたら此処も裏の小路に注意を払うべきだったかもしれない
いつも帰ってきてからそんな事を思う

そして、いつもこの様な町並を見ると思ってしまうこと
「静岡の街中にこの様な町並みが残っていたらどんなに良かっただろうか」




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Posted by 旅人 at 12:10│Comments(2)愛知県
この記事へのコメント
旅人さん☆ こんばんは!

整然とされた立派な街並みですね。
土蔵も立派なものばかりです。
この街並みに電線は合わないですね・・・。

もう15年も前になりますか、仕事の関係でドイツの電気技術者の方が日本にいらしたのですが、ドイツでは(西欧はみなそうだとは思いますが・・・)電線は地中化されており、日本の電線は驚きと同時にがっかりしていました。
災害が起きたときには復旧は早そうですが、美観を損ないますね。
Posted by しもちゃんしもちゃん at 2010年07月30日 20:49
しもちゃんさん、こんばんわ。
実際、これはという町並で電線が張り巡らされているとがっかりしてしまいます。
さいわい、歴史的な景観の町並の多くは電線の地中化が進んでいるようですし、有松の西側の区域も地中化の予定となっていますので、数年後には美しい景観を見せていると思います。
西欧とは、おそらくは景観についての意識がまだ差があるように思えます。
Posted by 旅人旅人 at 2010年07月30日 21:38
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    コメント(2)