2010年09月24日

奈良町 ― 京終 ― 帯解寺

奈良町 ― 京終 ― 帯解寺
(HDR加工による画像).......

奈良町は元興寺の寺域に広がっているという
しかし、もし古い町屋の有る地域となると、もう少し広い範囲になるように思う







「猿沢の池」の西側にも古い町並みを思わせる小路がある
場所は興福寺のほうが近いように思うが
興福寺と元興寺は隣接していたから
ここも元興寺の寺域だったのかもしれない
狭い道の両脇に家屋の建ち込める、雰囲気の有る通り

ここを起点に奈良町を南下する













古い町並み、といっても地域全体が古い家屋で統一されているわけではない
現代の家屋の中に古い家屋が点在し
時折は古い家屋のみで区画を形成している部分も有ると言ったところだろう
観光地として注目されているという
時折洒落た店も見かけるようになった
あるいは「老舗なんだろうな」と思わせるような店もある
しかし観光客を対象とした土産物店はあまり無く
その点でまだ落ち着いた、その土地に住む人の生活が感じられる町並のように思える
決して完備された町並ではなく、修景も行き届いているとはいえないが
かえって素朴な雰囲気を湛えているように思う







奈良町は歴史のある街だから、街角に幾つかの神社を見かける
だいぶ南に下がった頃に見かけた小さな神社
「京終天神社」という

「京終」は「きょうばて」と読む
「(平城)京の端」まで来たということだろうか
(実際には「平城京」の外京に当たる部分の南端に近い所)
最果てのような雰囲気の有る地名だが、実際には住宅地だ








(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

「京終天神社」から少し南の下がるとJR京終駅が見えてくる
木造だろうか、懐かしい感じの駅、しかし中は殺風景な四角い空間
無人駅だが一画にきっぷ売り場の跡と思われる部分がある




(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

ホームに出る、2面2線の相対式ホームは緩やかにカーブしている
街中ではない、ほどほどの寂しさが「京終」と言う雰囲気にマッチしている




桜井線の駅なのだが、現在は桜井線を「万葉まほろば線」と言うらしい
おおよそ1時間に2本の列車は二両編成のワンマンカー







(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

次の帯解駅も雰囲気の有る街中のローカル駅
多分この駅も木造なのだろう










(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

跨線橋からの景観は郊外の駅そのものだが
駅を出ると付近は比較的家屋が建て込んでいる
おそらくは帯解寺の門前町として発達したのだろう




(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)



(パノラマ写真 写真をクリックしてください 拡大します)

帯解寺は「安産祈願」の寺として有名
境内や本堂内には、カップルや出産を終えた後の家族連れの参拝が後を絶たない
奈良付近一円(場合によっては県外からも)から参拝者はやって来る
本堂等の建築物及び境内に特徴があるようには思えなかったが
民間信仰の場所として記憶にとどめたいと思う




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Posted by 旅人 at 23:24│Comments(0)奈良県
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