2010年01月09日

鞆の浦(2)  町並み

鞆の浦(2)  町並み

鞆の浦は古くからの港湾施設とともに
古い町並みも残っている
線として残っている部分はそんなに多いとは思わなかったが
点在している古民家の範囲を見れば
広範囲かつ多数の古民家が残っているように思う
この町並みが国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されてないのは不思議なことだ









鞆の浦では趣のある路地が多いように思う
狭い平地に密集して住んだ、昔ながらの街並みの名残だろうか








所々、落ち着きを感じさせる家屋群に出会う
ただ、点に近い線で町並みを形成するほどではない

古い家屋の中にも
ガラス戸になっていたり、道路に面した部分を現代風にしたりと
時の流れを感じさせる物もある
古い町並みの鑑賞としては少し難点もあるが
其処には確実に生活感と昔から現代に受け継がれてきた物を見ることが出来る







鞆の浦(2)  町並み
(パノラマ写真 写真をクリックしてください
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古い町並みとしてのしっかりした線は
常夜灯から太田家住宅が面した道沿いにある
この道沿いに面した家々は
平入りであることを除けば統一された意匠は無いようだ
間に白壁の蔵が加わったその不統一が
狭い道の景観に面白みを与えているように思う












鞆の浦(2)  町並み
(パノラマ写真 写真をクリックしてください
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以前訪れたときには修復中だった太田家住宅(国重要文化財)は
それを見るだけの為にここに来る価値のある建築物のように思える
江戸時代に「保命酒」の醸造を独占していた為に蓄えられた財力によって建てられた
一連の建築群は
これみよがしの装飾(例えば欄間の透かし彫りのような見た目に派手な物)は無いが
一目には目立たない「侘び・寂び」の部分で建物内のデザインをしている
(案内の方はその様な部分を強調していた)
作業場区域にも飛び石を配置するとか
土蔵の軒の部分に漆喰で曲線に仕上げていた等
機能性のみ求められる作業場区域の建築にも細心の注意が払われていたと言う

太田家住宅の土蔵に囲まれた区域に立つと
周りの余計な物が一切目に入らず
純粋に白壁が輝く空間の美しさを味わうことが出来る

この建物は必見と思う




古い町並みの地域では
飲食店も古民家で営まれていることが多い

「田渕屋」という喫茶処で昼食をとったが
ここも古い商家を利用した物のようだ





ここでハヤシライス(トマトの酸味が利いていて、肉も柔らかい)を注文
食前酒として保命酒の利き酒が出来た
それに添えれれていたスモークチーズが美味


鞆の浦には5時間ほど滞在した






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Posted by 旅人 at 18:10│Comments(0)広島県
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