2008年03月11日
岩船寺 三重塔 過去の旅行写真
写真は始めてこの寺を訪れたときのもの
山村の中にある小さな寺
しかし歴史は古いようだ
この三重塔も約600年もの間
此処にたっている
おそらくは朱に塗られていたであろう柱も
朱がすっかり剥げ落ちて
よい意味で枯れた味わいのある塔だった
夏の日のひととき
蝉時雨の中
飽きもせず眺めていたものだった
10年位後だろうか
岩船寺の三重塔が好きだ、といったら
「行ったらがっかりしますよ」
と言われたことがあった
そこで、その年の夏 岩船寺を訪ねた
あの塔は
目にも鮮やかな朱に塗られていた
あの落ち着いた佇まいは失われてしまった
それでも気を取り直して
塔をよく観察してみた
塔は塗らなければならなかった
その一年か二年前に塔は修理されていた
そのときに
かなりの梁や柱が
新しい木に換えられていた
そのままでは古材と新材の差異が目立ってしまう
それに、元々塔の塗り替えは定期的に行われていたらしい
あの佇まいは失われてしまったが
その代わりに塔は更に何百年かの命を獲得した
見慣れてくれば
鮮やかな塔の姿も
わるくない
落ち着いた佇まいと
鮮やかな姿を
ともに見ることの出来たことを感謝しよう
もう五年ほどご無沙汰しているが
あの朱色は
少しは落ちついたのだろうか
2002年8月15日撮影
岩船寺 本堂
岩船寺 石造十三重塔
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山村の中にある小さな寺
しかし歴史は古いようだ
この三重塔も約600年もの間
此処にたっている
おそらくは朱に塗られていたであろう柱も
朱がすっかり剥げ落ちて
よい意味で枯れた味わいのある塔だった
夏の日のひととき
蝉時雨の中
飽きもせず眺めていたものだった
10年位後だろうか
岩船寺の三重塔が好きだ、といったら
「行ったらがっかりしますよ」
と言われたことがあった
そこで、その年の夏 岩船寺を訪ねた
あの塔は
目にも鮮やかな朱に塗られていた
あの落ち着いた佇まいは失われてしまった
それでも気を取り直して
塔をよく観察してみた
塔は塗らなければならなかった
その一年か二年前に塔は修理されていた
そのときに
かなりの梁や柱が
新しい木に換えられていた
そのままでは古材と新材の差異が目立ってしまう
それに、元々塔の塗り替えは定期的に行われていたらしい
あの佇まいは失われてしまったが
その代わりに塔は更に何百年かの命を獲得した
見慣れてくれば
鮮やかな塔の姿も
わるくない
落ち着いた佇まいと
鮮やかな姿を
ともに見ることの出来たことを感謝しよう
もう五年ほどご無沙汰しているが
あの朱色は
少しは落ちついたのだろうか
2002年8月15日撮影
岩船寺 本堂
岩船寺 石造十三重塔
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Posted by 旅人 at 11:15│Comments(0)
│京都府
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